情報デザインからコミュニティーの構築を考える 情報デザイン国際会議・ビジョンプラス7 Tokyo, 1999, october 07 - 09 | |||||||||||||||||||||||
10 07 pm | <事例: 情報とストラテジー> ビル・モグリッジ 、IDEO、米国 | ||||||||||||||||||||||
共用インターフェース: 情報デザインのケーススタディ 共有化されたインタフェースに関するIDEOの考え方を7つのケーススタディで紹介する。 「コミュニティーは家庭に始まる」 三井コムテックのインターネット電話: 今日の学校給食のメニューがわかるかしら? 野球の最新結果が知りたいんだが? おばあちゃんにメッセージを残せる? こんな要望に応えられ、家族全員が使いたくなってはじめてインターネット家電と呼べる。 「自然な関係」 NCRナレッジ・ラボの3匹の金魚とコンピュータ: ロンドンのナレッジ・ラボのロビーでは、水槽に入っている生きた金魚を使って情報データベースのディスプレイを制御しているため、ここを訪れる人々は、中で行われている機密のリサーチに惹きつけられながらも狐につままれた気分になる。 「バーチャル書棚、バーチャル書店」 ソフトブックの電子ブック: 電子ブックは、一般電話回線に接続すれば自動的に直接ウェブサイトにつながり、情報を個人のコンピュータから共有仮想空間へと拡大する。ユーザー・インタフェースの外観と操作性は、個人の画面でも共有空間でも変わらない。 「あなたのバッグの中身を拝見」 インターバル・リサーチの対話型展示: これは、人々にバッグやポケットの中身を見せてもらい、所持品の写真を持ち主のコメントつきで展示するものだ。集めた情報は参加者が検索できるよう、また現在進行中のポータビリティに関する調査研究の一環として、デジタル・データベースにまとめられた。 「サポート・ネットワーク」 ヘルス・ヒーロー・ネットワークのヘルス・バディ: 患者は自宅にいて医者と交信できる。健康モニターユニットが患者に気分はどうか、何を食べ、どんな薬を飲んだかなどを、一定間隔をおいて質問する。医者はウェブブラウザーを使って病状を知り、潜在的な問題を見つける。 「実践のコミュニティーで共に働く」 スチールケースの対話型空間: 情報に自由にアクセスでき、遠くの人とも交信できる、そんな空間で人は一緒に働きたいと思う。ネットワークによって自宅での仕事が可能になり、他の人と実際に顔を合わせなくても共同作業を行うことができる。空間は、情報が電子によって、または従来のメディアによって表示されるサーフェース、面となるのだ。 「二人の間で分かち合う」 キス発信器: これは、投げキスの模様が見える装置を手で持つことにより、恋人同士が感情の情報を交わしあえるというものだ。中央の溝に投げキスをすると、エレクトロニクスがその衝撃を一連の点滅する光に変えて相手に伝える仕組みになっている。 | |||||||||||||||||||||||
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